2015年10月19日月曜日

ペット中医学応用講座「肺・大腸の学説 肺・大腸の生理と弁証」

10/18(日)は東京 イスクラ産業での日本ペット中医学研究会の午後の部、ペット中医学応用講座「肺・大腸の学説 肺・大腸の生理と弁証」を聴講しました。

講師は王愛延中医師。

五臓は肝・心・脾・肺・腎
六腑は胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦

肺と表裏関係の腑は大腸。

肺の(中医学的な)生理作用は
1. 気を主る(つかさどる)
2. 宣発と粛降を主る
3. 水道を通調する
4. 百脈を朝め、治節を主る

ということで、肺はけっこう水分の行き渡りに関与しているわけです。
で、大腸と表裏関係にあるわけです。

肺の主な病証の症状は咳と喘息。

主な肺の病証
虚証 肺気虚証
   肺陰虚証
実証 風寒束肺証
   風熱犯肺症
   痰湿阻肺症
   熱痰壅肺症
   燥邪犯肺症

で、それぞれの解説がありました。

肺などの下部気道疾患は日常よく遭遇します。

ただ、咳や喘息、呼吸困難などの症状を出している動物さんに、まず漢方、というのは違うとDr.BAOは考えていて、まずそれを止めてあげたい!わけですから、どうしてもこれをこう使えばこうなるだろうの予測がつけやすい一般薬剤からの治療になるわけです。
で、それが慢性的な病態であったり、今後そうなるであろう予測がつけば、それからジワジワ漢方の登場なのだと思うわけです。

ただ、中医学的にその咳をどうとらえて、どのように対処していくかの流れもアタマに入れておかなくてはなりません。
今回はそういう勉強をしました。

そのあと、会員の先生からの症例検討会があり、その後、楊達中医師から、イスクラ動物用漢方的な腫瘍ケアについてのお話がありました。
これがまた実に興味深い内容でした。さすが!楊達老師〜m(_ _)mへへーっ
癌と気虚の関係、うーん、実に興味深い。。

終わってからの懇親会に参加させていただいて、東京、終電、そのあたりのことコロっと忘れてて、走る→タクひろう→駅駆け込む→切符→のぞみ乗り込む→発車をワンシーン尺でこなした夜でしたorz...苦笑

ほんと勉強するたびに深まる中医学の世界。
アラカンの身にも、楽しく思えるから不思議です。
楽しいから頑張れるというか苦痛じゃない。

そんなDr.BAOでした〜
お疲れ様〜(^_^;)ノノ゛


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