2015年11月26日木曜日

VMN Live!『下顎3/4摘出手術および胃瘻カテーテル設置手術および過剰軟口蓋摘出手術』

11/26(木)、診療終了後、VMN Live!『下顎3/4摘出手術および胃瘻カテーテル設置手術および過剰軟口蓋摘出手術』を視聴しました。

Live webセミナーです。
今回の症例は下顎に扁平上皮癌ができた12才のフレンチブルドッグ。
下顎の部分切除は下顎骨も切らないといけないので、ソー(外科用の電動のこぎり)も必要になります。今回はあまり出血がなかったのですが、そういったコントロールも注意が必要です。アグレッシブな外科の割に、こぼしながらでも術後自力で食べられるケースは少なくないようです。

軟口蓋は硬口蓋の奥。マンガのあの"のどち○こ"のことです。フレンチブルドッグや短頭種(パグ、シーズー、ペキニーズなど)で、興奮時などガーガーあひるのように鳴く子がいますが、あれは軟口蓋が長く下に垂れ下がりすぎていて、吸気時に振動し、気道の前にあることから通気も悪くなり、酸欠などを起こしやすい状態なので、今回はついでに余剰部分をカットしたわけです。

で、口の大きな手術後は口から食事がとれないので、今回は胃瘻チューブ設置して、術後の栄養供給路を確保したわけです。

このあいだの週末は動物臨床医学会(昔から動臨研と呼ばれております)の学会がありました。体調崩しそうになったので、なかなかブログ書けずにおりました。また機会あれば書きます。実は、状態良くないワンちゃん入院中だったので、途中で抜けて帰ってきたんですけどね(^_^)ゞ

いよいよ冷えてきましたね。
皆様ご自愛下さい♡
そしてかわいいパートナーもあったかくしてあげてくださいね〜♪
ではでは、Dr.BAOでした(^_^)ノ゛


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