2016年1月31日日曜日

第 14 回 日本獣医がん学会

本日1/31(日)は第14回 日本獣医がん学会に参加しました。

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とは言え、午前中は継続治療の糖尿病のワンちゃんが糖尿病とは別の問題で救急で対処してから向かいましたので、ランチョンセミナーからの、参加でした苦笑。

ランチョンセミナー、前回は北摂にある眼科専門病院の先生のセミナーに出たので、今回は検査センターの先生の骨髄検査についてのセミナーに出ました。

腫瘍疾患に限らず、貧血などでも骨髄検査が必要な時はあります。
でも、これは実際局所麻酔ではできない作業なので、全身麻酔になります。非常に短時間でできますけれど、全麻ですね。
ま、麻酔そのものを必要以上に恐れる必要は無いとは思いますが、リスクはない場合はないですからね、逆に。
今回の講師の先生、小笠原先生は、上腕骨からの採取をルーチンにしているらしいです。あと大腿骨からの採取も場合によっては行うらしいです。

末梢血の検査ではわからない幹細胞系の状態や骨髄への腫瘍細胞の浸潤、骨髄組織の状態などがわかります。

今日は手技を中心の内容でした。
次回からは採取標本の見方の予定だそうです。

昨日ハードワークで、朝から診療で、ちょっとお疲れギミックだったので、午後セッション失礼して、阪急百貨店でスイーツ(とらやの新作羊羹)買って帰りました、とさm(_ _;)m

Dr.BAOでしたっ(^_^)ノノ゛


2016年1月21日木曜日

VMN Live! 1.『下顎切除』 2.『会陰ヘルニア、鼠径ヘルニア』

1/21(木)診療終了後、VMN Live! 1.『下顎切除』 2.『会陰ヘルニア、鼠径ヘルニア』を視聴しました。

といいましても、午後診がおしてしまって、途中からの参加となりましたorz...
ま、こーゆーこともあります。

で、実際、下顎切除と会陰ヘルニアだけの内容で、会陰ヘルニアからの参加でした。下顎切除見たかったorz...w

会陰ヘルニアは一般的に未去勢の中年期以降の雄犬に多い病態です。おしりの横の会陰部の皮下に直腸の一部、膀胱などが出てきてしまうヘルニアです。
初期には排便困難がよく起こります。便の出方がおかしいなと病院に行かれたら、早めに発見できるかもしれません。そういう初期段階でオペをするか否かは獣医師の判断によります。
バオではそれほど強い排便困難でなければ、ヘルニアが大きくなければ、食事の改善、緩下剤投与などから始めることが多いです。うまくいけばかなり進行をおさえられますが、ヘルニアが大きくなってくるようであれば、あまり様子を見すぎず、オペをおすすめすると思います。ヘルニアが進みすぎてからのオペは大変ですし、再発率も上がってしまうからです。

あ゛ー、下顎切除、見たかったなーorz...w

ではでは、Dr.BAOでした〜(^_^)ノノ゛



2016年1月14日木曜日

VMN Live!『尿道結石に伴う尿道閉塞を繰り返した猫の会陰尿道瘻術』

1/14(木)診察終了後、VMN Live!『尿道結石に伴う尿道閉塞を繰り返した猫の会陰尿道瘻術』を視聴しました。

みなさま、あけましておめでとうございます。本年もよろしくおねがいいたします(^_^)ノ

さて、今年初めてのセミナー・学会は、webセミナーでした。

会陰尿道瘻造設術はバオでもまあまあやっている手術です。

ただ、処方食による予防をちきちんとやっている場合は手術にまで至らないことが多いので、最近は一昔前よりは減っているオペのような気がします。

ただ、発見が遅れたり、尿道にガチガチに結石が詰まってからの治療だとオペの可能性も高くなります。

排尿の様子がいつもと違うと思われたら、早めに病院で尿検査を受けられた方が良いと思います。

この会陰尿道瘻造設術は(していない場合は)去勢をして、尿道を『開き』の状態にしてまわりの皮膚と縫合し、女の子のような形にするものです。十分な広さの尿道にしておかないと再閉塞もあり得るので、しっかりペニスの根元の方まで(尿道球腺を越えたあたり)尿道を切開します。

バオで先日オペした例では、その広くなった尿道からポロリポロリと膀胱内の結石が出てきてくれて、それはもう自分のことのようにスッキリしました(^_^)ノw

でも、何にせよ、病気でのオペはしなくていいならしたくないものですよね。

早め早めの対応で、できるだけあなたのかわいいパートナーをオペをしなくてすむように、しっかり観察してあげて下さい\(^_^)/

ではでは、Dr.BAOでした〜♪