2016年3月28日月曜日

日本ペット中医学研究会 関西地区症例検討会@神戸

3/27(日)は日本ペット中医学研究会 関西地区症例検討会@神戸に参加しました。

JPCM(日本ペット中医学研究会)も私Dr.BAOが入会した頃から倍の会員になったようで、この関西地区の症例検討会も回を追うごとに参加者数が増えていて、結構なことだと思います。みんなで切磋琢磨して、良い診療をする、かわいいパートナーたちのために。ですからね(^_^)

さて、今回の症例は、
1. 肝酵素の上昇
2. 皮膚糸状菌感染症
3. 免疫介在性溶血性貧血
4. タンパク漏出性腸症

でした。
それぞれの発表、質疑応答、中医師(楊達老師〜m(_ _)m〜)の中医学的ご解説、という構成です。

それぞれの例で動物用漢方がうまく使われ、それぞれ西洋薬にはない効果を出せていたように思います。

弁証論治の仕方、中医学的な思考の流れなど、まだまだ中医師の先生に教えていただいて、なる、とほどを略したくもなります(出典参考"我が輩は猫である")笑

西洋医学的アプローチ(+中医学的アプローチ)という形態はこれからもバオのやり方になるでしょうね。
本格的に中医学診療をすすめていきたいものの、診察には問診も含めやや時間がかかりますので、もし中医学診療をご希望の方は昼間の時間をご予約いただく形になります。

この関西地区は全国でもトップクラスの活気のある会らしく、今度本部の学術委員長も視察に来られるとのこと。光栄です( ̄ω ̄*)ノ

また来週はJPCMの基礎講座・応用講座@東京があります。
Dr.BAOは行く予定にしております。

昨日、三宮に向かう阪急電車の車窓から春模様を眺めていましたが、夙川の桜もまだでしたね。ほんの少し、2分咲きってとこでした。ちょうど今週末が見頃では。
皆様の地域はいかがですか?
花冷えもしますでしょう。油断されず、かわいいパートナーの様子も観察お願いしますね(^_-)-☆

ではではDr.BAOでした(^_^)ノノ゛



2016年3月24日木曜日

VMN Live!『膀胱腫瘤切除』

3/24(木)午後診終了後、VMN Live!『膀胱腫瘤切除』を視聴しました。

症例は、バーニーズマウンテンドッグ、5歳、避妊メス。
頻尿で来院。超音波、細胞診で移行上皮癌の診断。
CT検査の後、オペ。

移行上皮癌のオペ適応は、100%切除可能なもの、リンパ節転移がないもの、と執刀の南先生。
これに関しては以前あったのですが、バオでも同じように移行上皮癌の診断がついたダックスで、しかし発生部位が膀胱三角(腎臓から来た尿管が膀胱に入る場所←外科で非常に触りにくい)だったので、全部取れないのでオペ適応でない、内科的に治療しましょうと言ったのですが、切ってくれるところを探すと帰られました。その後、どうなったんでしょうね。。

さて、バーニーズマウンテンドッグは大型犬。その膀胱の半分以上切除することになり、あと粘膜、漿膜二重縫合。腰骨下リンパ節はバーニーズだと正常サイズとのことで切除せず、で閉腹。というものでした。

南先生の所でも最近、シュウ酸カルシウム結石が多いとのこと。バオでもそうです。
スツルバイト結石とは違い、溶解食はないので、出来てしまえばオペなわけですが、結石にならないまでなら、食事療法で予防できるかもです。

ある程度定期的な尿検査はそういう意味でも必要かもしれないですね。

出来れば切ればイイ、ではなくて、出来ないようにする。
我々の仕事も本来ソコだと思っています。

おつかれさまでした。
Dr.BAOでした〜(^_^)ノノ゛






2016年3月14日月曜日

解剖から学ぶ軟部組織外科の基礎と手術手技の実際パートⅢ

3/13(日)は『解剖から学ぶ軟部組織外科の基礎と手術手技の実際パートⅢ』を受講しました。

朝から診察1件済ませて急いで尼崎へ。
just on time!
一番前の席に座れました。とはいっても講師に近い一番端。
講師は日大の浅野先生。。。
知ってる人は知っている。おなかが邪魔でスライドが〜〜笑
ウソウソ、ちゃんと見れました笑

さて、内容は、
1. 下顎切除
2. 上顎切除
3. 耳道外科
4. 甲状腺+上皮小体
5. 上部気道外科
という盛りだくさん。

下顎・上顎切除は当然骨切り作業がありますが、神経ブロックと止血さえきちんとすれば、あとは軟部外科と同じですね。細胞診について、質問しました。
耳道外科、腫瘍再発のケースで少し困っていて、参考になりました。
甲状腺外科はややこしくならない内なら、バオには講師の浅野先生推奨のForceTriadがありますので、比較的容易に切除できます。
上部気道外科、短頭種気道症候群はバオにもたくさんおられます。ただ、すぐオペが必要なケースはそんなにおられません、幸い。
少し前に東京まで行って勉強してきた気管虚脱のための気管ステントはその後重症例がなく、オペの機会なし、これも幸い。

いや本当に、幸いだと思っています。
みんな病気なく、元気で、幸せに暮らしていただく事が、私Dr.BAOの心から願う事だからです。actually!

その日が来るまで、タヒぬまで闘います。

ではでは、Dr.BAOでした(^_^)ゞ


2016年3月10日木曜日

VMN Live!『腸閉塞を疑う症例』

3/10(木)午後診終了後、VMN Live!『腸閉塞を疑う症例』 を視聴しました。

今日の症例は 、9才のヨーキー。
3日前より嘔吐、昨日は下痢及び食欲減少
CT、エコー検査で、特別の閉塞部分は見つからなかったが、開腹して確認とのことでした。

で、実際開腹して、異物や腫瘤はなく、腸のバイオプシーを2カ所して閉腹。
という内容でした。

質問というか、ツッコミがけっこう来ていました。
私も機能性イレウスの疑いもあるのだから、温めた生食による腹腔洗浄はなぜしなかったのか?というツッコミを入れましたが、ニュアンス変えた質問にされちゃいました怒。

そもそも、必要のない外科は絶対にしない主義ですので私は。
今回のケースは????ウーン????ですね。

まあ二次的病院としては、そうなのかなーと。

このセミナー主宰のM先生も自分とほぼ同世代。
私は最近、漢方やらなにやらで、更年期やら何やらの対策をいろいろしていますが、M先生はどうだろう? 質問などに対してけっこう切れてるし笑

ここの会員になっていると、いろんな他の先生のセミナーも視聴できるし、いいかなと、続けていますが、M先生がそんなだと、この先どうなのかなと、最近思い始めております苦笑
がんばれ!同世代!

皆様も、三寒四温なこの季節、ご自愛下さい〜
ではでは、Dr.BAOでした〜(^_^)ノ゛