2016年7月21日木曜日

VMN Live! 1. 腸切開による異物摘出術 2. トゥルーカット生検(肝臓) 3. 頸 部椎間板ヘルニアに対する腹側減圧手術 4. 「胃小腸バイパスおよび壊死小腸摘 出後、腸管端々吻合術」

7/21(木)午後診終了後、VMN Live! 1. 腸切開による異物摘出術  2. トゥルーカット生検(肝臓)  3. 頸部椎間板ヘルニアに対する腹側減圧手術  4. 「胃小腸バイパスおよび壊死小腸摘出後、腸管端々吻合術」を視聴しました。

Liveではなく、ビデオの解説でした。

まず4. は、
【症例】小型雑種犬、避妊済みメス、7歳
【経過】
 半年前より持続する体重減少(5kgから3kg)
 嘔吐の精査、下痢はなし
【一般身体検査】
 体重3kg、T 38.9 P 150 R 30
 かなり栄養状態が悪く、脱水も見られる。
【血液検査】
 WBC=13800、Hb=12.4、Plt=421000、BUN=18、Cre=0.4
 GPT=25、ALP=252、ALB=2.1、CRP=5.6、Lip=63
【腹部超音波検査】【無麻酔CT検査】
 腹腔内管状構造物に液体貯留像あり。
 消化管との連続性は不明
 
 → 以上の検査所見により、試験的開腹をライブ配信で実施

【手術所見】
 ・重度の胃拡張
 ・広範囲に小腸の捻転とうっ血、一部は壊死
 ・壊死腸管の吻側に腸壁が肥厚した狭窄部位を確認
 ・同部位を生検後、無処置にて閉腹

という症例の再手術。
空腸側側吻合術と、回腸?端々吻合術でした。
でも、術後2日で突然死、とのことでした。
飼い主さんが希望されたオペとのことですが、複雑な気持ち。
ま、納得されれば、いいといえばいいのですが。
わたくしDr.BAOはどうしてもまず動物さんの気持ちを考えてしまうので、何回もオペをするのはどうしても考えてしまいます。
今回の症例も、1回目の開腹で、できるだけの事をする態勢を整えて、1回で済ます努力をする方が良いのではと思ったりもしました。

1.は種が空腸に詰まった例。
「種」果物の季節のこれからはほんと気をつけて下さいね!!

2.は、1.の例で、肝臓に腫瘤があり開腹時に生検したと。
質問で、腫瘤小さいから摘出で良かったのでは、とのツッコミ。
Dr.BAOもそう思いました。

3.は頚部椎間板ヘルニアの腹側アプローチによる減圧術。
椎間板ヘルニアはグレードによりオペが必要とDr.BAOは考えています。グレードが低ければ鍼治療、レーザー治療、漢方も含めた内科療法で症状改善例がまあまああるからです。
グレードの高いものは飼い主様の希望により、CT検査、オペの流れの場合もあります。
すべてケースバイケース。飼い主様との話し合いの結果によります。

というような内容でした。

暑くなってくると、ご来院の時間帯も結構みなさんシンクロしちゃいますよね。
涼しめの朝イチ、日が落ちて少し温度が落ちた午後診後半。
病院内部は新しいエアコンでそこそこ冷やしております。
冷やしちゃいけない動物さんは、先にお預かりして、冷房のない部屋に移したりもしています。
移動の手段、にもよりますね。
駐車場からの移動数分間。が勝負?笑
クーリンググッズなどをうまく使って、ご来院下さい\(^_^)/

Dr.BAOでした〜(^_^)ノノ゛〜♪


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