2016年11月28日月曜日

日本ペット中医学研究会 関西地区症例検討会@神戸 11/27

11/27(日)は、日本ペット中医学研究会 関西地区症例検討会@神戸に参加してきました。

私Dr.BAOは座長をさせて頂きました。

今回の予定は三部構成。
1. 会員先生のご経験からの、日常診療の中の漢方処方のTips
2. 新製品『熄風』の解説
3.JPCMのHPの「プチワンニャンドック」の解説

でしたが、1. 2.が長くなり、3.は省略でした。

不肖わたくしDr.BAOは正式に関西支部長という役職に就くことになりました。
微力ながら、JPCMの会員の皆様のために、そして何より、その先の患者様方、かわいいパートナーたちのために、がんばってまいります(`・ω・´)キリッ

(´-`).。oO(でも、ほんとーは、ずっと楽しい会のままでありますように)って、思ってますゞ笑

自由闊達な空気(他の研究会などではなかなか無いもの)を死守していきたいと思います。

2.の『熄風』ですが、てんかん、前庭疾患、認知機能障害などに使えそうです。
発売以来、バオでもてんかんの症例に使わさせて頂いております。

セミナー中、不覚にも何度かスイマー🏊と闘っておりましたが、イスクラの担当者の機転で、会場の先生に『熄風』が配られ、私は5粒飲みました。すると、スイマー🏊も睡魔も何処かへ。。効く! を実感しました。

『熄風』に限らず、Dr.BAOはすべての動物用漢方を飲んだことがあり、その中のかなりの種類を毎日続けて飲んでいます。
もう漢方前のわたくしではございません!笑
実際、そう感じて頂いている方はわたくしの周りにけっこういらっしゃると思います。たぶん笑

来年に向けて、この中医学も様々な切り口で、患者様方のお役に立てるよう、展開していく予定です。乞うご期待♡

雨の神戸、よかったです〜。
Dr.BAOでした(^_^)ノノ゛

2016年11月22日火曜日

第37回 動物臨床医学会年次大会に参加して

11/19(土)午後〜11/20(日)はスタッフと共に、第37回 動物臨床医学会年次大会に参加して来ました。

この会にはこの時期毎年参加してきました。研修医時代からだから、もう32年連続で。

当初の会場は新大阪のホテルでした。
火事になったらみんなタヒぬって混み具合でした笑

で、だんだん会場は広くなり、最近はグランキューブ、大阪国際会議場です。

わたくしDr.BAOは、

「知っていれば診断できる犬猫の遺伝性神経疾患」
「極めてみたいエキゾチックペットの腫瘍性疾患」
「明日から使える眼科検査V ー動画で見る眼科検査・2ー」
「帰してはいけない外来患者ー腹部疾患編ー」

以上のセッションに参加しました。

ある先生が、こういう学会のセッションは1~2時間程度だから多くのことは得られないと。
でも、わたしは思います。長けりゃえーっちゅーもんでもにゃ〜、と。
今回、それぞれのセッションで、短い時間の中に、講師の先生が言いたいことをいかに盛り込むかに命をかけていらっしゃることがヒシヒシと伝わってくる良いセッションばかりでした。
そうなんです。講師のレベルも一昔前とは全然違うんです。

ということで、内容はすみません、省略しますが、それだけのことをDr.BAOが吸収して帰ったということを、診療を通じて患者様方にはお伝えしていきます。

少しずつの積み重ね。
地道な努力以外に、精進の道無し。(`・ω・´)✏️✨️

他の学会に勢いこそ負けつつあるこの学会ですが(山根先生すみません)、ここに来ることで、自分の位置を確認できる、大事な学会なのだということを、今年も確認した次第です。

Dr.BAOでした(^_^)ノノ゛


2016年11月17日木曜日

VMN Live! 『ビデオ解説』 ●脾臓摘出手術 ●小腸腫瘍摘出時の腸管吻合術

11/17(木)午後診終了後、VMN Live! 『ビデオ解説』 ●脾臓摘出手術 ●小腸腫瘍摘出時の腸管吻合術 を視聴しました。

WEB Liveオペセミナーでした。

今回はまず、脾臓摘出手術。
症例は術後の病理組織検査で過形成という診断の、とても大きな脾臓の腫瘤でした。
脾臓の腫瘤はエコーでも偶然見つかることも多いものですが、それが腫瘍か否か、良性か悪性かという術前の検査(針生検など)は、血管が豊富な臓器故に行わずに手術で脾臓摘出になることが多いですね。とくに大きな腫瘤ですと。良性悪性に関わらず、腹腔内で破裂してしまう可能性もあるわけですし、早期の摘出が必要となるわけです。
で、摘出後に病理検査で何者かを突き止めるわけです。
バオでも血管をシーリングする器械(リガシュア)導入後は脾臓摘出がとても速く行えるようになりました。

次に、小腸から大腸にかけて腫瘤ができた腸の部分切除。
字のごとく小腸と大腸は直径が違いますし、内腔の菌数も違いますので、吻合時は注意を要します。
大腸をまあまあ切除することになったようですが、その場合、大腸の働きである水分の吸収、便を調えるということが十分できなくなるので、便は常に軟便から軽度な下痢便になる可能性があります。

我々手術を行う側は、そうした手術そのものの危険性もさることながら、術後の考えられ得るリスクのようなことも、ご家族にお話し、十分納得の上で、メスを入れる必要があります。緊急の場合を除いては。。

そういうことを含め、何がベストでベターでグッドなのか。。よく話し合って、動物さんに適したことを進めていければと思うDr.BAOなのでした〜。

ではでは〜(^_^)ノノ゛

寒くなってきました。
あったかくしてお過ごし下さい〜🍀