2016年12月12日月曜日

JAHA国際セミナー『血液関連腫瘍と最新の腫瘍免疫学』

12/11(日)JAHA国際セミナー『血液関連腫瘍と最新の腫瘍免疫学』を聴講してきました。

講師はコロラド州立大のDr. Douglas Thamm。

私Dr.BAOはいつものように日曜のみの参加ですので、3日目のプログラムを聴講したわけですが、、、
1. 獣医腫瘍免疫学の基礎

2. 獣医腫瘍免疫学における進歩

3. 受容体チロシンキナーゼと犬のがん

という内容でした。

Dr.BAOは学生時代から、免疫学にはとても興味があり、雑誌「Science」の免疫特集のイラストが好きでした。細胞の表面で行われているであろう棒が●とひっついて反応して、、みたいな笑

あ、さてー、、
今回の講義内容も、非常に興味のある、最新の、これから日本で行われるであろう腫瘍免疫学的なアプローチ法についての講義でした。

腫瘍治療は外科療法、放射線療法、化学療法の組み合わせですが、今回の腫瘍免疫療法は化学療法の延長線でもあり、もしくは新しいジャンルとも言える療法かもしれないくらいの将来性がありそうだなと感じました。

腫瘍が何故発生し、増殖するかのメカニズムを知ることで、そのシステムを崩す方法が腫瘍に対抗する方法とすれば、研究すればするほど、少しでも副作用の少ない治療法が見つかり、患者である動物さんの負担がそれだけ少なくできる、という方向性には非常に共感できるものがありますね。

血がドバッと出たり、副作用で悩んだり、そういうことから少しでも遠ざかった、もっとスマートながん治療が将来行えればいいなと切に思うDr.BAOなのでした。

いやー、このジャンルは学術的にも非常に興味があります。

でも、実際の診療の現場では、これからも漢方も含め、優しい感じの治療法もどしどし組み入れていくつもりにしています。
でも、外科も逃げずに、立ち向かう姿勢は崩さず、要は、ご家族のニーズに的確に応えていける態勢をできるだけ作っていきたいと思うDr.BAOなのでした〜。

では、カゼなど召されませんように。
ご自愛下さい〜(^_^)ノノ゛




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