2017年8月17日木曜日

VMN Live! 『排便困難を呈する猫の尾根部腫瘤摘出手術』(ライブ手術)

8/17(木)夜から、VMN Live! 『排便困難を呈する猫の尾根部腫瘤摘出手術』(ライブ手術)を視聴しました。

今回の症例は、、、

(雑種猫、11歳、去勢オス)

【稟告】
 ・3ヶ月前より尾根部に腫瘍性病変を確認していたが
  ここ2~3日で急に大きくなり、痛みだした

【経過】 
 8月13日
 ・以上の稟告で他院より紹介
 ・当日FNAにて悪性間葉系腫瘤を疑う所見

 8月14日
 ・麻酔下にて、CTおよび生検を実施

【CT所見】
 ・右尾根部より尾側に腫瘍性病変が成長
 ・直腸を圧迫しているが、尾骨の骨反応はなし
 ・転移を疑う所見はなし

 ⇒ 飼い主と相談の上、病理検査の結果を待たずに、
   摘出手術を8月17日に実施

というものでした。

FNAとは、fine needle aspiration(穿刺吸引細胞診)のことで、バオでも日常的に行っている検査手技です。そこにあるカタマリが何であるかを針を刺して、針の中に入った細胞などをスライドガラスに吹き付けて標本をつくって染色して顕微鏡で観るわけです。

腫瘍か腫瘍ではないか。
良性か悪性か。
パーフェクトでは無くても、だいたいの方向性をご家族に示すことができます。

さて、今回のオペは、電気メスや超音波手術器を使用していました。
出血もあまり多くなく終わっていたと思います。

術前のCT検査は必須とお考えか?とDr.BAOが聞くと、血管などがよくわかるので、メリットがあると術者・講師の南先生。
腫瘍がどこにどんなふうに存在しているかで、そのあたりの判断はするべきでしょうね。
最近のエコーはかなり性能が良くなっていますので、CTの代わりにはなりませんが、ある程度の浸潤度合いの判断はできます。

今回は排便困難という症状があるから、オペに踏み切ったわけですね。
QOLがどれだけ低下しているかは、外科適応判断の大事なポイントですよね。

お盆明けで視聴する先生も少なかったのか、質問も少なかったですが、その中で3つ質問しました(^_^)3

バオはお盆休みはなかったのですが、今日は皆さんがお盆明けという感じでたくさんご来院いただきました。(なぜか初診さんも多かったですゞ)
これからだんだん季節の変わりめ的な体調を崩しやすい時期ですね、夏の疲れも出てきますしね。それはあなたのかわいいパートナーも同じかもしれませんね。

食欲や排泄の様子などをよく観察してあげてくださいね(^_^)ノ

では、まだまだ30度越えの大阪・豊中から
Dr.BAOでした(^_^)ノノ゛〜


2017年8月3日木曜日

VMN Live! 『胃腺癌切除術』および『腸管切除術』(ビデオ解説)

8/3(木)夜から、VMN Live! 『胃腺癌切除術』および『腸管切除術』(ビデオ解説)を視聴しました。
webセミナーです。

今回の症例は、、、

(ボストンテリア、7歳、8kg、未去勢雄)

【経過】
◆『胃腺癌切除術』
・2016年10月に近医にて胃腺癌との診断を受け、当院に紹介来院。
・腫瘤は胃底部に認められ、大きさは4.8cmであった。

⇒ CT検査にて局所リンパ節の軽度腫脹を認めたが、他臓器への転移は認められ
なかったため、後日開腹手術を実施した。

◆『腸管切除術』
・「胃腺癌切除」後4ヶ月頃より軟便を繰り返すようになり、近医で内科治療
 を受けていたが十分な改善は認められなかった。
・近医実施の腹部超音波検査にて小腸壁の肥厚をみとめたため、当院にて内視鏡
 とCT検査を実施。

⇒ CT検査にて回腸遠位から回盲部にかけて腸管壁の肥厚を認めたため、病変部
位の切除を実施した。

というものでした。
つまり、同じワンちゃんに時期をずらして2回違ったオペをすることになったわけです。

消化器外科は異物や腫瘍などで日常的に必要に迫られることですね。
今回のセミナーでは、胃の部分切除、盲腸の切除をしたわけです。

胃腸という食べたもの飲んだものの通り道に何か異常があれば嘔吐や下痢、便秘などの消化器症状が出ることになりますね。食欲低下・廃絶にも直接繋がる問題なので、内科的な対応に限界があれば速やかに外科に移行する必要がありますね。

やるべき事がちゃんとできれば、躊躇無く的確な対応ができるだろうという思いから、Dr.BAOはこういうセミナーも聴いて居るわけです。
最近は中医学の勉強の比重が大きくなっていますが、日常の診療に必要と思われることはその合間にチョコチョコ勉強しています。

台風が近づいているようですね。
被害、最少を祈ります。

Dr.BAOでした(^_^)ゞ



2017年7月31日月曜日

日本ペット中医学研究会 関西地区症例検討会@神戸 7/30

7/30(日)は、日本ペット中医学研究会 関西地区症例検討会@神戸 に参加致しました。
というか、わたくしDr.BAOは関西支部長ということになっておりますので、ね。

さて、今回は、午前の部、イスクラ産業の社員の方による中医学の基礎講座。「五臓について」でした。前回「気血津液」についての回では指名されまくりで、うまく答えられず、悔しい思いをしましたので、今回は範囲が分かっておりましたので、一応予習していきました! すると、一度だけ指名されただけでした。ま、そんなもんですね。

で、午後からは、今度台湾で発表する先生のご講演の予行演習を兼ねた講演「未病から養生へ」というものでした。
西洋医学で扱わない、病気になる前の状態への対処の「未病」への対応、そして一旦病気が治った後のQOL維持としての「養生」の考え方の中での、我々の診療の進め方ということでした。

最後は、JPCM(日本ペット中医学研究会)の学術委員の先生が「皮膚病の症例」難治症例3例を中医学的にアプローチした症例を報告いただきました。

わたくしDr.BAOは、やや病み上がりモードで、皆さんはちょっと違和感があったようですが、まあそんな一面もあるということで笑

今日も楊達老師のご解説が、いろいろしみじみありがたかったです。
明日からの診療に必ず反映させていきます!

国際中医師のライセンス試験を受験しようかと思っています。
準備期間が短いので、かなり厳しい状況ですが、まあやれるだけやってみようと思っています。
ガイダンスなども東京であったり、試験も東京で二日間ありますので、そういう時は休診になります。またお知らせしますので、何卒ご了承の程よろしくお願い致します。

まだまだ暑い日が続きますね。
みなさま、そしてみなさまのかわいいパートナーが無事夏を乗り切られることをお祈り申し上げます(^_^)ノ゛

Dr.BAOでした〜🍀


2017年7月27日木曜日

VMN Live! 『骨頭切除術』

7/27(木)夜、VMN Live! 『骨頭切除術』webセミナーを視聴しました。

 、また、骨頭切除でした(^_^;)ゞ

今回の症例は、

(柴犬、去勢オス、12歳)  

【経過】
2017年7月16日
・朝階段を踏み外して、キャンキャン鳴いて右後肢挙上
 レントゲン検査にて、右股関節脱臼と診断

・同日麻酔下にて、非観血的股関節脱臼整復を行い、
 ケージレストにて様子観察

2017年7月23日
・レントゲン検査にて右股関節再脱臼を確認
 手術による根治が必要と判断した

⇒ 27日手術

というものでした。

講師(術者)の南先生曰く、20kgくらいまでの犬ならば、股関節脱臼に対しては大腿骨頭切除術で対応できると。

実際、外れているからOPE、ではなくて、脱臼しているために痛みやどれだけの支障があるか、ということが手術を選択するかどうかの判断のもとになると思います。

高齢で麻酔のリスクが高いなどの場合、股関節脱臼の温存法というものもあります。脱臼の方向と程度にもよりますし、動物の大きさにもよりますが、脱臼部位で新たに関節させるというやり方。痛みがコントロールできればの話ですけどね。
バオではそういうケースもあります。あと鎮痛剤、漢方薬、レーザー照射、リハビリテーションなど駆使しますけどね。

骨外科は交通事故が減少したこともあり、先天的素因+偶発的外力というケースが主になっていますね。
先天的素因があるのか? 偶発的外力を最小限にしていくのにはどうすればいいのか。
主治医の先生にご相談下さいね。

大暑(7/23)を過ぎ、まだまだ暑い日が続くでしょうが、あれっ?って過ごしやすい日もあるのではないでしょうか。夏バテは長引く残暑中にも起こることですし、まだまだ熱中症への注意も必要ですね。

皆様、そしてかわいいパートナーも、ご注意下さいね。

Dr.BAOでした(^_^)ノノ゛

追伸、表題などが前回のモノになっておりました。訂正致しますm(_ _;)m 2017.07.29


2017年7月18日火曜日

VMN Live! 『大腿骨頭壊死症 右側大腿骨頭頚部の切除術』

7/13(木)、(以前なら午後診終了後、と言ったところですが、現在木曜・土曜・祝日の午後休診していますので) 夜からVMN Live! 『大腿骨頭壊死症 右側大腿骨頭頚部の切除術』を視聴しました。

大腿骨頭壊死(レッグ・ペルテス病)は、犬の場合、成長期の小型犬にみられ、詳細な原因は不明ですが、大腿骨頭への血行が悪化し、虚血性に大腿骨頭が壊死性の変化を起こし、骨質の変化、変形を起こし、疼痛感から患肢を挙上するようになり、患肢の筋肉の萎縮を伴うようになる疾患です。大概、消炎鎮痛剤では限界があり、患者が若齢ということもあり、外科的に大腿骨頭を切除する方法がとられます。

大型犬、ヒト(人にも同様の疾患があるのですね。骨切り術や人工関節置換術などが行われるようです)の場合は、骨頭切除だけだと、後々支障が出る場合がありますが、小型犬は元々体重も軽いので、骨頭切除による仮関節形成でほぼ一生支障が無い場合が多いです。

と、先に大腿骨頭壊死について書きました。

で、今回の症例は、、、
(トイプードル、1才齢、未避妊雌、体重2.3kg)

【経過】
・1ヶ月前から右後肢跛行で紹介病院を受診
・紹介病院で大腿骨頭壊死症を診断され、手術を希望し当院を紹介受診

・歩様は右後肢の非負重性の跛行が認められ、触診では右股関節の伸展痛と
 大腿部筋量の減少が認められた

・股関節のレントゲン画像では、両後肢の大腿骨頭頚部の変形が認められ、
 特に右大腿骨頭で重度に認められた

⇒ 今回疼痛のある右股関節の症状緩和のため、右側大腿骨頭頚部の切除を実施

というものでした。

診断はレントゲン検査。
CTやMRIがだんだん小動物医療の現場でも一般的になりつつありますが、レントゲン検査も症例によっては最も有効な診断方法になり得ます。

あらゆる場面で、動物さんに負担をかけず最大限の結果を出す。
バオが日頃心がけていることです。

この外科も、対象動物さんが若齢ということでオペが第1選択になりますね。
でも、同様な疾患でも、高齢の変形性関節症などは、どちらかというと内科的な治療が優先されるとDr.BAOは考えますし、実際鎮痛剤、漢方薬などを使用し、後はレーザー照射やリハビリなどを交えて、少しでも良い状態をキープすることに重点を置いています。

さて、全国的にぼちぼち梅雨明けですね。
雹が降ったところもあるみたいですが(^_^;)
ゲリラ豪雨もありますし、引き続き熱中症もお気をつけ下さいね。

Dr.BAOでした(^_^)ノノ゛


2017年7月9日日曜日

WJVF 第8回大会に参加して

7/9(日)は、WJVF 第8回大会@ニューオータニ大阪に行ってきました。

このブログも長い間お休みさせて頂いておりましたが、ブログを休んでいただけというわけではなく、不肖Dr.BAO GWくらいから体調を崩してしまい(多分 自律神経失調)、セミナー・学会を休ませていただいて居ったわけです(診療はつづけておりました)。
おかげさまで、体調はかなりの改善がみられ、ようやくセミナー・学会解禁! としたわけです。

午前の部は、Dr.BAOの超優秀な大学の後輩、岡山の小出先生の「スペシャリストが教える手術デバイスのABC-電気メスの使い方から最新機器まで-」を聴講しました。
バオにも開業以来様々な手術機械を導入してきましたが、比較的最近導入したCOVIDIEN ForceTriadは、高性能の電気メス(モノポーラ、バイポーラ)そして、血管や組織をシーリングできるデバイスが使えます。これ小出先生が使っていて、いいよと言っていたので、買ったわけですが笑、ですので今日の講演でも褒めてました笑。いや、実際、非常に良い機械だと思います。
あと超音波手術器。これも大事な血管や神経組織を残して実質臓器を破砕・乳化・吸引してくれる優れものです。バオではSonoCureを使っています。
しかし、それぞれの機械にも使用上の注意というものはあるわけで、たくさん外科を手掛けている小出先生からそのあたりのコツみたいなものを聴けるかなと期待しての参加でした。得るところが多かったです。嬉

さて、ランチョンセミナーは、VetDermTokyoの島崎先生による「犬アトピー性皮膚炎の多面的な攻略法」という内容でした。どこの病院も、バオでも時々苦労するアトピー性皮膚炎。そもそもこの病気は『多因子疾患』であると。遺伝、掻痒、IgE産生異常、皮膚のバリア機能、皮膚の乾燥、外耳炎、マラセチアの増殖、食物アレルギー、環境アレルゲン、膿皮症などの因子がからまった疾患であると。
アトピー性皮膚炎の治療は、
1. 悪化因子の検索と対策
2. 衛生状態の向上
3. 薬物療法
 であると。
で、苦労している症例は、3.しか行っていない、という考え。
なるほど。
昨年から良い薬(アポキル)が出て、スゴく効いてくれるケースもあれば、あれっ?というくらい効かないケースまで様々。その効かないケースは、きっと、1. や2. をおろそかにしていると。
なるほど。。
ランチョンセミナーって、セミナー前に少し時間があって、その間に提供されたお弁当いただいてからのセミナーですが、時間は長くて1時間。
今日のその1時間は、すごく有意義な1時間でした。

さあ、午後の部、の前に、機械や器具や書籍その他の展示会へ🐾🐾🐾

去年、なんかしょぼいな〜と思った展示会場。今年はまあまあかな。
でも、よく見ると、大企業が中心部でドーンとブースを出してるけど、いつもは2枠使ってた器械屋さんが1ブースだったり、こんな所にも何チャラミクスの格差拡大がみられるのかなとか。。。

さあ、午後の部〜!!
と思う頃から、ややしんどくなってきちゃって、ここでリタイア。
体調崩してから初のセミナー・学会参加なので、半分リハビリかな苦笑

帰りは、お決まり、スイーツ買って帰りました✨️

夕方から雷バリバリ⚡️⚡️の吹田・千里山からでした〜
熱中症お気をつけ下さいね〜\(^_^)/\▼・ェ・▼/\=^_^=/

Dr.BAOでした。


2017年4月26日水曜日

「常識を疑え!ドッグフードにまつわる常識を再検証!」

4/26(水)午後診終了後、「常識を疑え!ドッグフードにまつわる常識を再検証!」webセミナーを視聴しました。

講師は宮崎大学の鳥巣先生。

産学協同でドッグフードを作った話。
鳥巣先生が日頃疑問に思っていた点、希望することを込めた新しいフード。

その過程で出てきた様々な問題点。
常識と思われていたこと(教科書的なこと)が全く間違っていたり。。
この例は、ドッグフードの胃内滞留時間。6~8時間経っても、かなりのパーセントのフードが胃内に残っているという事実。これにはDr.BAOもさすがにビツクリ(゚ロ゚屮)屮

で、鳥巣先生は胃内からなるべく早く出ていくフードの開発を目指したと。

で、実際そういうフードの開発に二年かけて成功したということでした。

バオではまだこのフードは試していませんが、近々、導入してみたいと思います。

以前もあったのですが、小型犬なのに、(たぶん割安なので)かなり大きな袋のドッグフードを購入して、何ヶ月もかけてあげているケースがあり、そのワンちゃん、よく吐くと。
やはりドライフードは最後に表面コーティングにオイル(油脂)を使用しますので、それが酸化して劣化していくからでしょうね。
なので、なるべく小袋(やや不経済ではありますが、、、)のドライフードをマメに開封していった方が、そういうトラブルは少なくなる気がDr.BAOもします。実感として。

食べることは生きること。
生きることは食べること。

ウチの薬膳のウェブサイトにもDr.BAOは書いていますように、食の重要性は重々感じておりますので、これからも栄養学、大事にして、勉強を重ねていく所存です、のDr.BAOでした〜

お疲れ様です〜(^_^)ノノ゛



2017年4月23日日曜日

「画像診断集中講義」セミナー

4/23(日)は朝から学際企画「画像診断集中講義」セミナーに行ってまいりました。
今日は尼崎。

もうアホみたいに真っ青な空。
イイ天気でしたね。

さて、今日の講師は日本小動物医療センター画像診断部 副部長 戸島先生。
この先生は、以前、北摂夜間救急動物病院のビルにあった『獣医教育・先端技術研究所』のレジデントをされていて、Dr.BAOがそこであった腹部エコーの実習シリーズでお世話になったのでした。

今日はセミナー初っぱな、私に気づかれて、先生から挨拶をしてもらいました。まあ、ど真ん中の一番前に座ってましたから笑
しかも! 先生からセミナー内容の質問を珍しく会場の参加者にされて、Dr.BAOは2番目に名前を呼ばれて指名されました😱💦笑 ちゃんと正解!笑

あ、さてー、内容ですが、
今回はシリーズ?第一弾 腹部編ということで、
肝臓
脾臓
腎臓
副腎
膀胱
前立腺
消化管
膵臓
という臓器に関して、
エコー像から病気を読み解いていくという先生ならではのアプローチ。
"こういう病気はエコーではこう見える"というのは、現場では実はあまり役に立ちません。
"エコーでこう見えた。それはどういうことだ!?"という読み解きがとても役に立つ。

先生はそういうアプローチで、エコーをバンバン使っていこうと鼓舞しているかのようでした。ヤルね(^_-)-☆

内容はここではお伝えしませんが、これからのバオでのエコー検査が変わると、断言します!笑
検査時にいろいろご説明することに戸島パウダーをおかけいたします〜\(^_^)/笑

最近消化器症状のワンちゃん・ネコちゃんが増えています。季節の変わりめ的な影響が出ているのではと考えられます(中医学的にも)。あなたのかわいいパートナーの状態をよく観察してあげて下さいね👀✨️

ではでは、サザエさんシンドロームに陥ってないで、今日の青空みたいな気持ちで月曜からがんばりましょう(^_^)ノ〜


2017年4月17日月曜日

先制動物医療研究会 特別講演会"攻める栄養管理という新しい考え方"

4/16(日)は、先制動物医療研究会 特別講演会"攻める栄養管理という新しい考え方"に参加するために、東京国際フォーラムに行ってきました。

先制動物医療研究会はこのたび立ち上げられた新しい研究会。

設立趣旨は、要約すると、「家庭動物、畜産動物が、病気にならないためにやれることをやっていこう(病気になってからのことを研究・実践する研究会・学会は山とある、ので。。。)」という本当の意味での予防医療を実践するための会であると。

いいですね。
ここのところのDr.BAOの考えと一致していることは、このブログを読んでいただいている方にはおわかりですよね。

ちゃんと朝から行ってきましたよ。

まず会長である日本獣医生命科学大学の荒井先生から、「新しい動物医療システムの構築」と題して、研究会設立の経緯・趣旨をからめた、獣医界を取り巻く状況などをふまえての、真の予防医療の重要性を述べられました。

次に、同じ日本獣医生命科学大学の岡田先生が「米国においてのペットフード事情から学ぶ獣医師の責任」というテーマで、栄養学的な切り口を示して下さいました。

午後のセッションは、BalanceIT社長(獣医師)のDr.Sean Delaneyの特別講演。
1. 「ペットの肥満の栄養管理」
2. 「手作り食の落とし穴」

1.は、大学教育で「肥満」というレクチャーは全体の0.03%の時間なのに、小動物の一般外来の症例の40%が(主訴がそうというわけでは無いが)肥満である、と。つまり、臨床において、我々は実践しながら学んでいかねばならないわけで。
明日から、直接ご家族にお話しできるネタもそこそこ仕入れました(笑)。

2. は、近年、ペットの子供化、フードへの不信感、ご家族の哲学、ご家族の時間的経済的余裕などから、ペットフードではなく、手作り食を家庭動物に与えるご家族が増えている。しかし、間違った情報などから、栄養学的には不適切な栄養管理になっている場合が多い。
Dr.Seanが開発したソフトでかなり速く、食材や体重などの入力から、該当するレシピが示される。
(ちょっとCMも入ってましたが、元々はUC Davisの先生でもあったので、いろいろ有用な情報も聴けました)

東京国際フォーラム。いいですね。
自分が何か講演をすることがあれば、ぜひこの会場でやりたいと、思って帰って来ました。笑


東京や神戸のセミナー時に(アルコールを)飲む(もちろんセミナー修了後ですよ!)、というパターン。(それ以外は最近ほんとに飲みませんね)
帰りはずっとiPadでまた別のレクチャー動画をずっと観ながら🍷チビりながら、新大阪に。

さあ、桜も残り咲き。
自律神経のバランスが崩れやすい時期。
リフレッシュして乗り越えましょう\(^_^)/

Dr.BAOでした〜(^_^)ノノ゛


2017年4月13日木曜日

VMN Live! 『膣腫瘤(ビデオ解説)』『腹壁脂肪腫、肝臓腫瘤切除(ビデオ解説)』

4/13(木)午後診終了後、VMN Live! 『膣腫瘤(ビデオ解説)』『腹壁脂肪腫、肝臓腫瘤切除(ビデオ解説)』を視聴しました。

ライブのようでライブで無い、べんべん、の解説でした。
(ライブでビデオの解説ということです。すみませんゞ)

1.『膣腫瘤』
〔雑種(チワワ・トイプードル)、7歳、雌、体重3.4kg〕

【経過】
・先月より、排便時に疼痛症状を示し、肛門周囲が腫れているとの主訴にて 
 動物病院を受診。
・触診にて、肛門周囲から骨盤腔内にかけて、最大径約10cm程の巨大腫瘤を
 発見した。
・CT検査で、直腸腹側、そして膀胱・尿道の背側に位置する巨大な腫瘤病変を
 確認。
・Tru-cut 生検にて平滑筋腫と診断された。

⇒ 子宮頸部もしくは膣原発の腫瘍を疑い、後日、開腹手術を実施した。
というものでした。

講師(術者)はいつもの南先生。

今回の膣腫瘤は「平滑筋腫」でした。バオでもつい最近同様のオペがあり、同じ「平滑筋腫」でした。で、そのワンちゃんも未避妊で、同時に卵巣子宮全摘術も行いました。
講師の南先生曰く、卵巣を取った場合、再発・増殖は最低限に抑えられる、とのことでしたので、少し安心しました。今度ご家族にもそう話すつもりです。

さて、2. 『腹壁脂肪腫、肝臓腫瘤切除』
(ミニチュアシュナウザー、12才、雄)

【経過】
・2013年7/3に右腹壁に腫瘤を主訴に紹介受診。
・CT検査にて腹壁に 5 × 5.8 × 6.0cm の腫瘤と肝臓に 2.8cm 大の腫瘤が
 認められた。
・腹壁のマスに関しては、細胞診で脂肪腫と判断された。
・飼主との相談の結果、経過観察を希望されたため紹介病院で実施していた。

・2017年2/4に腫瘤が大きくなって来たとのことで受診。
・CT検査にて腹壁に 7.2 × 10.6 × 7.9cm の腫瘤が認められ、腹腔内にせり
 出し膀胱、前立腺を圧迫している。
・また肝臓の外側左葉に 8.3 × 6.7 × 6.0cm 大の腫瘤が認められた。

⇒ 飼主が手術を希望されたため2/25に手術を実施した。
というものでした。
肝臓の腫瘍、先日エコー検査で肝臓と脾臓に腫瘤が確認できたケースは、貧血、腹水(腫瘍からの出血の疑い?)があり、輸血の必要ありと判断し、夜間病院での受診をおすすめし、ご帰宅。夜間病院からの連絡無し(行かれなかった?)、どうされたかの確認していないのですが、若干しづらく。。。ゞ
夜間はCTもあり、麻酔→CT→オペを期待していたのですが。。
ま、最終、ご家族の判断ですので。
貧血が無ければ、バオでもお引き受けしたと思います。
動物さんの『血液バンク』を熱望いたします。
それと、筋間の脂肪腫はバオでも何例かありますね。案外止血作業に時間がかかったのは今回の例と同じです。血腫作らないように、慎重な作業が必要なのです。

という感じでした。
今回はけっこう質問しました。
ライブセミナーの良いところですね。
その場で回答してくれますので。

桜も🌸大阪はソメイヨシノはぼちぼち満開を過ぎ、次は八重桜かな??🌸🌸🌸
花冷えなどお気をつけられて、かわいいパートナー共々ご自愛下さいね🍀

Dr.BAOでした〜(^_^)ノノ゛




2017年4月10日月曜日

慢性腎臓病(CKD)における経口プロスタサイクリン誘導体製剤 ラプロス®の治療結果

4/10(月)午後診終了後『慢性腎臓病(CKD)における経口プロスタサイクリン誘導体製剤 ラプロス®の治療結果』というwebセミナーを視聴しました。

『ラプロス』新しい猫の慢性腎臓病のお薬です。

新しいクスリはまず勉強ですね。

クスリ自体は本日4/10病院に到着したばかりのホヤホヤです笑
で、早速webセミナー視聴しました。

講師は動臨研の高島先生、竹中先生それぞれが薬剤の解説をしつつ、治験の結果をレクチャーしてくれています。

うーん、良い薬、な内容だなー。。
いいかもしれない。

但し、一番知りたかった、これまでのACEIを使ってきた症例にどのように移行? 併用していくのか?が全く分かりませんでした。

そのような内容の報告もこれから出てくると思います。

これまでと同様、バオでは新しいクスリはすぐには使わず、ちゃんと勉強して、何となくの周りの状況をじっくり見極めながら、使用していく予定です。

『ラプロス』の詳細については、ここには書きません。
また機会あればお知らせします。

Dr.BAOでした。
ちょっとヘロってます〜(〜〜)〜朝から今まで働き続けでした〜
皆様もお疲れ様でした〜


2017年4月9日日曜日

VETS CHANNEL『胆嚢摘出03』

4/9(日)花曇りの午後、VETS CHANNEL『胆嚢摘出03』を視聴しました。

webセミナーです。

講師(術者)は手術屋 中島先生。

胆嚢摘出はいろいろな先生のいろいろな方法を学ばせていただいています。

中島先生はまず胆嚢管のけっこう胆嚢寄りの所をまず露出して、そこを結紮してから、胆嚢を剝離する方法。
かなりたくさんの症例数をこなす中で編み出した技?でしょうから、いろいろ的を得ている面もあると思います。
それに中島先生は、特殊な手術機器を使わず、一般の外科器具でやってしまうところがすごい。
Dr.BAOは南先生のキューサーや電メスなどを使った方法を一番見ているので、実際はそちらに近いですし、そのような機器も揃えています。

今回の症例は、
・犬種: Mダックス/オス
・年齢: 11歳
・体重: 4.9kg

どのような理由で胆嚢摘出に至ったかは、このサイトではあまり重視しませんので、経緯は不明。
で、摘出した胆嚢にはポリープらしいものがあり、胆石も数個見つかりました。

胆嚢摘出に関しては、獣医師により判断に幅があるかもしれません。
中医学も もりもり勉強しているDr.BAO的には、やはり取りたくない臓器のひとつ(まあ、全部そうなんですけどね。でも、必要ならちゃんと外科もしますよゞ)。
胆嚢粘液嚢腫、胆石症などではバオでもご家族の同意があれば摘出すると思います。

Dr.BAO的お花見は、狂犬病集合注射会場の小学校や公園で、あ〜、咲いてる〜、きれいや〜、みたいな感じです。
休診日(日曜)でセミナー学会がない日(今日みたいな日)は、結局、体調調整日になってしまう今日この頃、寄る年波(T_T)

で、明日は昼からその狂犬病集合注射へ。。。
がんばりまーす\(≧_≦)/

皆様も季節の変わり目、かわいいパートナー共々、ご自愛下さい〜🍀
Dr.BAOでした〜(^_^)ノノ゛




2017年3月28日火曜日

日本ペット中医学研究会 関西地区症例検討会@神戸 3/26

3/26(日)は、中医学を勉強するべく、日本ペット中医学研究会 関西地区症例検討会@神戸に行ってまいりました。

こ〜べ〜🚢
関西(大阪・北摂)に住んでいても、京都や神戸はまた特別でいいものですね。
っても、今回も観光では無いですがゞ

さて、今回から午前の部もありました。
午前の部は、イスクラ産業さんの担当の方が、中医学の基礎をレクチャーしてくれました。
途中、質問されて、即答できないことがあり、めっちゃ恥ずかしい思いをしました。
クソ〜、次はめっちゃ予習して行ったるからな〜\(≧_≦)/笑

基礎は大事です。
中医学は特にそうです。わかってるんです。わかってて勉強もしてて、即答できなかったのは、本当に悔しかったんですよ。。

さて、午後の部は、3症例を会員の先生が発表してくれて、中医師の先生からコメントをいただくという形。先生はいつもの楊達老師〜へへーっm(_ _)m
この3症例はいずれも難治性の難しい症例で、通常の西洋医学的な治療に疑問や限界を感じられた飼い主さんがJPCM会員の病院を訪れたと。
だいたいそういう場合、西洋医学的な治療をかかりつけ病院がして、中医学的治療をJPCM会員病院がするという形。
分業の良い面、そうじゃない面、あるようにDr.BAOは思います。

バオは『どっちも』なので、紹介例が来ないんだろうな〜。。苦笑
ま、ウチに来られる患者さんにはアドバンテージあると思うんですけどね(^_^)

で、後は、会員の先生からの皮膚病分科会みたいなのはどうですかとのご提案。
良いと思います。いつもの楊達老師は人間の皮膚科の専門医でもあらせられますので。

最後は仙台から役員の先生が来られて、食養生についてのプレゼン。
ご自身調理師免許も持っておられる異色の先生。

自分もクッキングスクールに行こうかな、行きたいなと思い続けているDr.BAOでした〜

花冷え、お気をつけ下さい〜🌸🌸🌸


2017年3月24日金曜日

VETS CHANNEL『骨盤骨折』

3/24(金)午後診終了後、VETS CHANNEL『骨盤骨折』を視聴しました。

WEBセミナーです。
時間がある時、診療の合間、とにかくもうセミナーの主流になりつつあるのでは??

さて、今回は講師は手術屋とご自身で称している中島尚志先生の外科。
『骨盤骨折』
今回は腸骨骨折。骨盤は殿筋に包まれていますので、アプローチにコツが必要です、骨外科だけに😅スマセン
で、今回は浅殿筋を温存してのプレーティング。浅殿筋はちょうど術部にかぶっている筋肉です。通常部分切除することが多いですが、術後の血流温存のためにとのことでした。
オペやりにくそうでした。
自分はたぶん部分切除したと思います。
講師の先生のように桁外れた症例をこなしているといろいろそういう技を編み出すので、我々はそういう技を学ばせてもらうわけです。

バオでは骨盤骨折は減りました。
骨盤骨折は通常交通事故によるものが主体です。
交通事故が幸い激減した気がします、バオ周辺では。
良いことだと思います。
こういうことも大事な飼い主さん啓蒙活動の一環とDr.BAOは思っております。

お疲れ様です。
あと1日笑
なんか最近、金曜夜に、「なんか1日多くないか?」と呟くことが多くなったDr.BAOでした〜笑

2017年3月23日木曜日

VMN Live! 『会陰部尿道瘻後の尿道狭窄(ライブ手術)』『尿管断裂 腎瘻設置、SUBシステム設置(ビデオ症例)』

3/23(木)午後診終了後、VMN Live! 『会陰部尿道瘻後の尿道狭窄(ライブ手術)』『尿管断裂 腎瘻設置、SUBシステム設置(ビデオ症例)』を視聴しました。

WEBセミナーでした。

さて、『会陰部尿道瘻後の尿道狭窄(ライブ手術)』は、
   (雑種猫、7歳、去勢雄)

【経過】
2016年11月29日に尿道閉塞のため会陰尿道瘻術を実施
昨夜から排尿困難の症状を呈したため近医を受診
尿道開口部の癒着、閉鎖を確認したため当院に来院

【検査】
〈身体検査〉
  尿道開口部閉鎖
  カテーテルの挿入不可能
〈腹部エコー検査〉
  膀胱内に砂粒状の結石を多数確認
〈腹部レントゲン検査〉
  明らかな異常所見認めず
【手術】
  尿道口の拡大手術を実施

というものでした。ちなみにいつものように、『当院』というのは講師の南先生の病院です。

次の『尿管断裂 腎瘻設置、SUBシステム設置(ビデオ症例)』は、
  (雑種猫、7ヵ月齢、未避妊雌)

【経過】
交通事故により後肢が動かない状態で倒れているところを保護
圧迫排尿をしていたが圧迫排尿が困難になってきたとのことで精査のため紹介来院
【検査】
 〈腹部エコー検査〉
   膀胱とは別に、腹腔内に液体の貯留した嚢胞を認める
 〈貯留液検査〉
   貯留液のクレアチニン24.0mg/dL以上
 〈CT検査〉
   右恥骨骨折
   左仙腸関節脱臼
   左腎盂拡張
   左腎から膀胱までの間に嚢胞状の病変を認める

【手術】
 尿管断裂により漏出した尿が後腹膜腔内で嚢胞を形成
 腎機能を温存するため腎瘻チューブを設置
 7日後にSUBシステムを設置
というものでした。

(主に猫の)会陰部尿道瘻手術は、いわゆる尿閉という状態の解決法として行われるものですが、バオではネコちゃんでのオペは最近は減りました。割と早い段階で食事療法にもっていければ、オペまで行うケースは減らせるということでしょうね。
ただ、最近ネコちゃんの尿路結石も昔のストルバイトではなしに、シュウ酸カルシウムも多くなっていますので、尿閉=ストルバイトとは言えませんから、必ず動物病院で尿検査などで結石の同定をしてから処方食を処方してもらって下さい。

次のSUBシステム。腎盂と膀胱をつなぐシステム。尿管結石や今回のように尿管損傷などの場合に腎臓を温存しながら排尿を確保するシステム。
ニーズに合わせて、できる限りのことをする。。。
このSUBシステムは設置確認のためにレントゲンの透視システムが必要ですが(バオにもありますが)、一般の飼い主さんは、病院の規模などでその対応範囲を推し量られる傾向が強いですから(ざっと言えば大きな病院にしかそういうことは無理だろうと。。)、ある程度はそうですが、必ずしもそうとも言えない面があるのも事実。
かかりつけの病院がそういう選択肢の話ができるかどうか(他の病院に紹介するにしても)、そういうことも大事かもしれませんね。

いろいろ勉強してなければ選択肢として説明できない。
そうならないためにもコツコツ勉強を続けていかねばと思うDr.BAOでした。

東京は🌸咲く、ですか。
大阪はもう少し🌸
みなさんのところはどうですか?

バオでは待ち遠しい🌸待合のモニターで音楽付きで流しております〜♬



2017年3月19日日曜日

第83回 NAHA国際セミナー『エキゾチック動物の薬理学』

3/19(日)は、第83回 NAHA国際セミナー『エキゾチック動物の薬理学』に行ってまいりました。

バオでは開業以来、ウサギさんをはじめ、フェレットさん、ハムスターさん、その他齧歯類、小鳥、爬虫類、金魚さんなどを診療させていただいています。

で、エキゾチックペット研究会鳥類臨床研究会に属しながら、専門書や専門雑誌などでできるだけ新しい正しい情報を得るように努力しております。

今回はエキゾさんの薬理学。の中の、
「爬虫類および鳥類における鎮痛」
「爬虫類および鳥類における抗生物質の選択」
「ウサギ、および齧歯類、小型哺乳類における抗生物質の選択」
「ウサギ、および齧歯類、小型エキゾチック哺乳類での鎮痛」
という内容でした。

最近バオでは爬虫類さん増えてます。
とても役に立ちそうな内容で、しかし、ほとんど聞いたこともない薬物も登場し、新鮮な反面、悔しい思いでした。明日、すぐ注文しようと、たくさんメモしました。

言葉、話さない、というかほとんど声を出さない動物さんも多いジャンル。
だからこそ、気を引き締めて、本当に楽な状態をつくってあげられるよう。。

精進ですね。
またコレに尽きるというか、こういう終わり方で、いつもすみませんね笑。

それしかないですからしかたないんですよ。

明日からもがんばりまーす\(≧_≦)/
な、Dr.BAOでした〜


ペット中医学臨床応用講座「中医学から見る『肝胆』」「『肝胆』が中心の弁証論治の症例2」「方剤学⑤」

3/12(日)午前の部に続いて午後の部、JPCM(日本ペット中医学研究会)のペット中医学臨床応用講座「中医学から見る『肝胆』」「『肝胆』が中心の弁証論治の症例2」「方剤学⑤」を東京で聴きました。

午後の部は、いつもながらのたっぷりな内容。

まず「中医学から見る『肝胆』」は午前の部の臓腑弁証とダブります。
このあたりは本当に何度も繰り返すという行(ぎょう)になってきてますね笑
でも本当に勉強になります。講師は陶先生でした。

次にそれをうけて、肝胆に関係する症例の発表二題。

そして、最後は方剤学⑤ 今回は、治風剤、治燥剤、袪湿剤について。
治風剤は外風、内風に分かれ、疏散外風剤は前回に終わっており、今回は平熄内風剤の鎮肝熄風湯、天麻鈎藤飲の解説があり、次は、治燥剤の軽宣潤燥剤としての清燥救肺湯、沙参麦冬湯、そして滋陰潤燥剤としての養陰清肺湯、麦門冬湯の解説、最後に袪湿剤の芳香化湿剤としての平胃散、藿香正気散について、清熱袪湿剤としての三仁湯、茵蔯蒿湯について、利水滲湿剤としての五苓散、猪苓湯について、まででした。続きは次回、ふぅ。
講師はイスクラのお母さん(笑)包先生でした。

もう睡魔にことごとくやられっぱなしの、1日でした_ノ乙(、ン、)_
でも、なんとかやられきらずに耐えてました。。

この週末に至る3日ほど入院に付いて半徹が続いていたのでね。
アラ還の半徹3はキク〜ーってね笑

いやー、でもほんと中医学って奥が深くって、登ってやるぜっていう霊峰って感じで、ワクワクします! アラ還でも、ね笑

がんばりまーす\(≧_≦)/

な、Dr.BAOでした〜


ペット中医学入門講座「中医学五行学説と臓腑弁証」

3/12(日)は、JPCM(日本ペット中医学研究会)の中医学講座を聴きに東京に行ってきました。

まず午前の部は、ペット中医学入門講座「中医学五行学説と臓腑弁証」講師はいつもの楊達老師。
わたくしDr.BAOもこのJPCMでの講義だけでももう何回も聴いた「中医学五行学説と臓腑弁証」ですが、講師の楊達老師曰く、こうして何回も何回も勉強することによって、中医学的な診方が身についていくのだと。。だんだん修行っぽくなってきましたが、望むところです!笑
30年以上西洋医学オンリーで進めてきた診療の考え方を、中医学的な思考回路に置き換えていくことは並大抵のことでは無理なのは既に重々分かっておりますので、こうして何回も何回も同じ事を、それでも少しずつ工夫して違う内容で講義して下さる楊達老師には本当に感謝の言葉しか有りません。m(_ _;)m💦谢谢您(しぇしぇにん)

五行学説は、宇宙間のすべての事物は木火土金水という5種類の物質の運動と変化によって生成すると考える。また、事物の異なる性質、作用、形態をそれぞれ木火土金水という五行に区別し帰属させる。というものです。コレに関してはDr.BAOも別のブログ"バオ動物病院の『薬膳』への道"で書いておりますので、ご参照下さいm(_ _)m


で、次に木火土金水に対応する肝心脾肺腎とそれに属する胆小腸胃大腸膀胱についての生理特徴と、病理変化について。
もうこのあたりだけでも相当の情報量になるのですが、もう何回も勉強しているだけあって、超高速講義でも、はーはー言いながらでもなんとかついて行けてる気がしています。笑

楊達老師曰く、ポイント症状が大事ですと。ははーっm(_ _)m

寝不足、体調崩れかけの身に鞭バシバシ打ちながらの午前の講義でした。💦

午後の部へと続く〜



2017年3月9日木曜日

VMN Live! 『総胆管の閉塞による胆管拡張を疑う症例に対する胆嚢切除/切開術』

3/9(木)午後診終了後、VMN Live! 『総胆管の閉塞による胆管拡張を疑う症例に対する胆嚢切除/切開術』を視聴しました。
ライブ手術でした。

今回の症例は、、
   (ミニチュア・ダックスフンド、10歳7ヶ月、未避妊雌)

【経過】
5日前より食欲が低下し、昨日より食欲廃絶との主訴で近医を受診したところ胆
嚢疾患が疑われるとのことで当院を受診
 
当院にて、腹部超音波検査を実施したところ総胆管の拡張がみられ、総胆管内に
高エコー性の物質が閉塞しているのを確認
無麻酔CTを実施したところ、胆嚢内と総胆管内に高CT値をしめす物質を確認
胆石による総胆管閉塞を疑う

血液検査では、GPT(900U/L), ALP(>3500U/L)の上昇はみられているものの
T-Bill(0.5mg/dl)の上昇はなし

⇒ 本日、開腹下にて胆嚢切除あるいは胆嚢切開による総胆管の閉塞解除を実施

、、というものでした。(当院というのは講師の南先生の病院)

胆嚢粘液嚢腫
重度胆泥症
胆石症
重度胆嚢炎
などのケースで、胆嚢切除を行います。

バオも超音波手術器を導入し、胆嚢切除のケースに対応しています。
といっても、そんなにある手術でもない、というか、準備はバッチリなんですが、オペをとりあえずしない内科的な対応でそこそこなんとかなっているケースが多いのがバオの特徴で(苦笑)、まあ、取らなくていいならその方が、、という考え方もありますし、胆嚢破裂などの危険性があることもあり、タイミングを見計らって切除した方が良いという考え方もあります。

以前バオでも胆嚢破裂のオペをして、破裂胆嚢周辺の処理が大変だったケースもありますので、オペをしない前提でもないのですが。。

ま、いずれにせよ、いろんなケースで、見極めが肝腎ということでしょうね。


いよいよ春の訪れでしょうか。
春はフィラリア予防、狂犬病予防注射、ノミダニ予防など、いろいろ予防の季節ですね。
バオもどうしても待ち時間等が長くなりがちですが、いろいろ工夫をして、待ち時間短縮の努力をしております。

本格的に暖かくなると(それも土曜などは特に)バタバタしがちですので、早めのご来院をおすすめします。

バオでは、フィラリア予防の検査をスタートしております。
平成29年度の狂犬病予防注射も実施できます。

どうぞご来院下さい\(^_^)/\▼・ェ・▼/\=^_^=/

と、今回はちょっこしプロモーションしてしまいました、わたしは。(倒置法)

ではでは、三寒四温の気候に油断されませんよう、、
かわいいパートナーの様子もマメに見てあげて下さいね〜
Dr.BAOでした(^_^)ノノ゛


2017年2月23日木曜日

VMN Live! 『膝蓋骨脱臼(グレード3)の整復術』

2/23(木)午後診終了後、VMN Live! 『膝蓋骨脱臼(グレード3)の整復術』を視聴しました。

今夜のライブオペは、
   (トイプードル、2歳)

【経過】
2016年11月 高所より落下。以降右後肢の跛行で来院
診察時、膝蓋骨の内側脱臼グレード3を確認
触診にて右膝関節に痛みありのため、レントゲン撮影

【レントゲン検査】
股関節著変なし
右膝蓋骨脱臼
その他特筆すべき異常は認められない

しばらく非ステロイド消炎鎮痛剤にて様子観察

⇒ 痛みは消失したが、今後の右膝関節安定を図る目的で
  本日、右膝蓋骨脱臼整復術を実施

というものでした。

膝蓋骨脱臼は、交通事故などの骨折や脱臼が減少した現在でも、小型犬を中心にまだまだ日常的にみられる疾患です。遺伝的要因が大きいだけに、抜本的な対策が望まれますよね。

で、バオでもグレードⅢ以上は外科的整復をおすすめしています。
グレードⅢは日常的に脱臼していて、戻せば戻るけれどすぐ脱臼するというもの。要するに歩行に明らかな支障が生じるレベル。

事故などを除けば、グレードⅠから順に進行するわけで、初期にわかれば、それなりの対策を講じてできるだけ進行をしないようにして、できるだけオペをしないでいけるように、バオでは診療させていただいています。

オペの考え方などは病院によって多少変動すると思いますので、かかりつけ病院にご相談下さい。

ぼちぼち春が近づいてきましたね。
春は何かと動物病院は慌ただしい季節。

春じゃなくても、の方は、今のうちに動物病院で済ますことは済ませておかれることをおすすめしますゞ待ち時間等きっと長くなっていきますから。。

でも、まだまだ寒い日もありますよ。
油断しないように、かわいいパートナーの様子をよく見てあげて下さいね(^_-)

ではでは
Dr.BAOでした〜(^_^)ノノ゛



2017年2月2日木曜日

VMN Live! 1.『椎間板ヘルニア』2.『腹腔内腫瘤』

2/2(木)午後診終了後、VMN Live! 1.『椎間板ヘルニア』2.『腹腔内腫瘤』を視聴しました。
Live OPE 2でした。

今夜のVMN Live!は、、、


■ライブ手術症例 1

【患者】チワワ、5歳、雄
【稟告】2017年01月30日に大型犬と遊んだ後、右後肢跛行
    同日夕方より両後肢跛行
    2月1日、当院に紹介

【検査】両後肢CP・DP0
    [血液検査] 著変なし
    [CT検査]   胸椎12-13 右にIVDD所見
    [MRI検査]   胸椎12-13 右に脊髄圧迫像
           胸椎7-10 脊髄に高信号領域

以上の検査より、外傷性椎間板ヘルニアによる後肢麻痺と判断し、
本日ライブ手術


■ライブ手術症例 2

【患者】ウェルシュ・コーギー、12歳、去勢雄
【稟告】ここ2週間、右後肢を引きずって歩くとのことで、
    1月29日、当院に紹介

【検査】起立歩行可能、後肢ふらつきあり CP・DP異常なし
    触診にて疼痛はなし
    [腹部超音波検査] 脾臓に腫瘍性病変、腹水貯留(血様)
    [CT検査]  少量の腹水
            直腸の背側に腫瘍性病変
            左副腎腫脹
            脾臓腫瘍性病変
            肺に円形孤立性病変が最低4カ所(最大直径13mm)

以上の検査より、腫瘍性疾患の破裂による腹腔内出血と判断し、
確定診断のため、本日試験的開腹手術による生検


という内容でした。

1.は胸椎ⅩⅡ-ⅩⅢ間の関節突起部をドリルを用いてヘミラミネクトミーを行い、突出していた椎間板物質を除去。

2.は後腹部切開にて直腸背側の腫瘤のファインニードルバイオプシーを行うもほとんど血液が採取され、もともと血小板減少、腹部紫斑のようなものが出ていたことからDICの恐れも有り、オペはそこで終了となりました。

1.の椎間板のオペは、術部も非常に小さく、オペ時間も非常に短く、さすがでした。

2.は、なんともなんともなオペで、CT検査でいろいろな所見が出ていたので、果たしてどこまでやるのかと観ていたら、実際、腫瘤の確認だけになりました。

1.の予後は良好でしょう。

2.の予後は厳しいでしょう。ま、かなり腰椎の変形性脊椎症も出ていたようなので、緩和療法などでQOLを上げていくような治療になるのでしょうね。

バオでも明日オペがありますが、木曜にこのライブを観ておくと、金曜のオペの手の運びが若干、速くなる、気がする〜っDr.BAOでした〜

あたたかくしてお過ごし下さい〜
(^_^;)ノノ゛〜


2017年1月29日日曜日

第 16 回 日本獣医がん学会

1/29(日)は第 16 回 日本獣医がん学会に行ってきました。

大阪 ホテルニューオータニ。

ちゃんと朝イチから参加しましたよ😉✨️
ギリギリになっちゃったんで、大阪駅からタクに乗りましたけどゞ笑
いやーJR大阪のタクシー乗り場が東口から中央口のまだ西よりになっていて、それスゴいロスタイムだったんですけどー。。で、タクの運ちゃんに(すみません、普段そんなしゃべりはけっしてしませんが笑)「東口から乗り場変わってしもたんですねー」
運「そーなんすよー。お客さん半分になってしもて〜。。」
ぼ「ええーっ、半分っすかー。そりゃ大変や〜」
その後、何故か、運転手さんの運転がめっちゃ台湾タクっぽかったので、朝から変な汗かかせていただきました。


あ、さてー、学会ですが、今回の学会メインテーマは『形質細胞腫』。
しょっちゅう診る腫瘍ではないのですが、今バオでもこの治療をしている患者さんはおられます。
もちろん病理組織検査で診断をつけています。
講義でも講師のDr.小林が「診断にはクライテリアの2つ以上とかではなく、実際の症例を診て、組織を調べないとダメです」と。
午前の部は総論。午後の部は症例発表。

まあこの「がん学会」は獣医の学術学会の中でもIQ高い系ですよね。
参加者の平均年齢の若いこと!!
息子みたいな奴らが半分かな〜笑
あ、やつらとか、普段決して言いませんのでm(_ _)m

でも、少し、授業っぽい感じも否めなくて、今度のテストに出るぜよ! みたいな強迫感もあるわけで笑 ま、真面目だとそうなるのかもしれないですけどね。

若い優秀な獣医師が集っているとすると、これから増えても減らない腫瘍領域の将来は明るいというか、みんなちゃんとわかってるなというか。。

今回は講義内容はあまり書きませんが、治療方法など、今出ているテキスト的な専門書にはあまり出ていないことも聴けたし、参加してよかったと思いました👍

息子と走りの競争したらもう負けるように、体力的には今日の参加者達には勝てないかもしれないけど、それ以外の経験やら蓄積した知識やらコミュニケーション力やらで、自分もがんばっていかなあかんなと、帰りに大急ならぬ阪急でスイーツ買いながら噛みしめました。スイーツだけに。。m(_ _;)m

雨が降ってて寒くない夜@吹田
Dr.BAOでした〜(飲んでませんよ笑)



2017年1月26日木曜日

VMN Live! 『交通事故と思われる難治性腹壁ヘルニアの整復手術』

1/26(木)午後診終了後、VMN Live! 『交通事故と思われる難治性腹壁ヘルニアの整復手術』を視聴しました。

今回の症例は、、、
(日本猫、推定8歳、避妊メス)

【稟告】腹壁ヘルニア

【経過】
2017年1月10日
交通事故と思われる後肢歩様異常および下腹部皮下に腹腔内臓器のヘルニアを確認
排尿、排便、バイタルの確認

2017年1月12日
腹壁ヘルニアの整復手術を実施
右鼠径部付近に腹壁の裂傷を確認、整復を実施

2017年1月19日
左鼠径部に腹腔臓器のヘルニアを確認し、再度整復手術
左鼠径部に裂傷を確認後、単純結節縫合を実施

その後、やはり左大腿内側に腹壁ヘルニアを確認

2017年1月23日
当院に紹介
左鼠径部の腫脹(立位で顕著)

⇒ 本日、ライブ手術を実施

というものでした。

左鼠径部、分かりやすくいうと、『コマネチッ』の場所ですね。って、余計分からない人もいるかな?スマソンゞ💦

あ、さてー、
今回は、受傷後3回目のオペとのこと。。
うーん、講師(術者)の南先生もおっしゃってましたが、オペは1回目が勝負!ですよね。
1回目が一番術部もわかりやすいはずですし(たぶん)、2回目以降はいろいろな余計な組織ができたり癒着などが起こりますので、術部がだんだんクリアではなくなりますから。
それが3回目ともなると、オペ受ける側にも相当の覚悟が要りますね。

今回は、鼠径部の腹筋が付着部から剥がれていて、さらに、内側でヘルニアになっていたと。。画面見ていても、どこを縫っているのか、後の解説聞くまでわからなかったくらいでした。

猫ちゃんの交通事故などの外傷ではその「腹筋が剥がれる」ということもまあまあ起こるとのこと。バオでは最近幸い交通事故例も減りましたので、昔、そういう症例がありました。

この子も元ノラちゃん。

この寒空の下、なんとか暖かい場所をさがして、ノラちゃん達は生活してるんだろうな。。事故もそうですが、生活環境そのものが劣悪ですよね。。

ノラネコちゃんを作らない。
こういう不幸なことが起こらないためにも、猫を野に放つような捨て方などは言語道断。歴とした犯罪ですから。
法律がどうのこうのではなく、人としてやっちゃいけないことですよね。

今居るノラちゃんはそれ以上増えないように避妊去勢をして、「あたらしい」野良猫を増やさない人間の教育(啓蒙)を徹底して、シェルターなどの保護猫さんを新しい家族に迎えるということがむしろ当たり前になるような流れを作っていく。。
ひとつひとつ確実にやっていけば、野良猫さんを少なくしていくことは可能ですよね。

さっきからオペのこと以外のこと書いてますが、30数年、臨床をしていて、根本的な解決になっていないなと思いながら診療を進めていくことほど空しいことはないんですよ。

動物と生活している人もそうじゃない人も、同じ市民として、人間も動物も皆幸せに暮らしていける社会が一番じゃないですか? 皆で協力し合って、そういう社会を作りましょうよ。

実際、そういう活動に携わっておられる方々はいろんな問題点を指摘することができるでしょう。ぜひ、それを関心の薄い方々にもお伝えいただき、関心のない人は他人事とは思わず、同じ時代を生きる者として、一緒に考えていきましょう!

いつものセミナー報告とちょっと感じ違いましたね(^_^;)ゞ
Dr.BAOでした。


2017年1月22日日曜日

大阪VMAT講演会

1/22(日)は大阪VMAT講演会及び大阪VMAT結成式に行ってきました。

というか、私Dr.BAOは元々大阪府獣医師会 動物救護等対策委員なので、開催者側の人間でしたゞへへ笑

大阪VMAT講演会は、
まず我が委員会の副委員長の坂口先生が『災害から自分の身を守る為に』というテーマで、我々VMATのメンバーも、まずは自分を守らなければ、誰も助けることが出来ない、という内容の講演をしてくれました。

水の確保には非常に苦労するという関連で、お皿にラップを敷いてそれを捨てれば良いとか、微に入り細を穿つ内容に、ひとりでニヤニヤしてしまいました、私は。笑

もちろんそんなことだけでなく、自分を守るのは自分だ、という大切なメッセージが貫いていました。何の情報も来ない、誰かが何かをしてくれるのを待つ、そんなことをしている間にどんどん状況は悪化するかもしれない。「その時は」まず自分、自分の周りの人を安全な状況にすること。

しかし、一番大事なことは、今からでも出来ることをひとつずつやっていって、「その時」に起こりうることを最小限にするべく、予防的措置を講じておく、ということが今の我々に大切なことだと。スバラシイ

そして次は、日本のVMATの父とも言える、鳥取大学の先輩、福岡VMATの船津先生の『熊本地震におけるVMATの活動』という講演。
時系列的に、何が起こり、船津先生がどう行動し、どんな状況になっていったかを伝える中に、moreベターな提案などをちりばめて、、サスガ

船津先生は最後に、
1.同行避難とそれを可能にする動物教育の必要性
2.獣医師の被災地域での活動の法的整備
3.動物同行避難所の整備
という点を提案されました。
様々な場面に実際立ち入って、実感してこられたことと、重さを感じます。


で、その後は、、、
大阪VMAT結成式! パーリーか!!
と思いき や、、、
缶ビールで乾杯&VMATベスト着て帽子かぶって記念撮影、、でした笑

で、そのあと、スイーツ買って帰りました👣

講演の中でも地震は(この30年間に)必ず起こる!とか強調されて、、、
少なくとも子どもの世代だな、、、って、、、
心配のカタマリになって帰って来たわけだけど。。。

今日の講演の内容のように、「その時」に備えて、ソフト的にもハード的にも、出来ることをひとつずつやっていこうと、硬く心に誓った地下鉄御堂筋線でした笑

まだまだ冷えますね。
暖かくしてお過ごし下さい〜
Dr.BAOでした〜





2017年1月12日木曜日

VMN Live! 『試験的開腹』

1/12(木)午後診終了後、VMN Live! 『試験的開腹』を視聴しました。

ライブセミナー、今夜は、
  (狆、10歳、去勢雄)

【主訴】突然の嘔吐、食欲不振
【経過】
2016年12月22日初診
紹介病院にてバリウム造影(通過障害なし)、嘔吐の治療するも改善なしという
ことで、当院に紹介。

リパーゼ260U/l  CRP=3.8mg/dl
腹部超音波にて閉塞所見なし。
その他異常所見なしで、膵炎の治療を開始。

その後小康状態を保つが、やはり食欲不振が続き、たまに嘔吐するとのこと。

12月24日 リパーゼ347 CRP=3.5
12月27日 リパーゼ243 CRP=4.2
12月29日 リパーゼ258 CRP=6.1
01月04日 リパーゼ182 CRP=6.5
       腹部超音波にて閉塞所見なし。

01月05日 内視鏡及び生検検査を実施。届く範囲に異物なし。
       胃および十二指腸の出血および炎症像確認、病理検査提出中。

当日より、炎症性腸炎の疑いで、ステロイド1mg/kgBIDを投与。
ステロイド投与6日経過するも、症状の改善傾向は認められず。

01月11日 リパーゼ787 CRP=2.2
       腹部超音波にて閉塞所見あり。

⇒ 本日試験的開腹術を実施予定。
というケースでした。

試験開腹は重要な外科的処置ですが、講師(術者)の南先生もおっしゃってましたが、開腹して何もなかったら、やはり気分的にすぐれないと。
まあそうですよね。費用もかけて、リスクもあって開腹したけど、何もなかったら、ご家族への報告が若干辛くなりますよね、特に症状が重い場合は。

でも、今回は小腸内異物があって、腸切開による摘出が出来ました。

硬そうな、数センチある異物。。。

思わず質問しました。
「触診で分からなかったんですか?」と。

Dr.南「わからなかったんですよね。」と。

CTもMRIもいいんですよ。
でも、触診などの身体一般検査は、最重要ですよね。
バオでは、血液検査、レントゲン検査、エコー検査、尿検査、その他、(身体一般検査以外の)検査というものをそんなにバンバン行いません。というか、必要かどうかを必ず厳しく(Dr.BAOの脳内で)吟味します。もう少し、よく聴いてみようとか、もうすこししつこく触ってみようとか、地道な身体一般検査を行って、極力ご家族の経済的負担、動物さんの肉体的・精神的負担を少なくする努力を必ずします。
それでも必要な検査をご提案します。
通っていただいているご家族は、そのあたりのことは良く分かっていただいていて、(この私がすすめるのだから必要なんだろう、しかたないなと、きっと思って下さって)検査了承率は他の追随を許さないと思います(Dr.BAOの脳内比スミマセン笑)。

ま、結果、原因が分かって、その場で解決の出来る「可能性のある」試験的開腹はこれからも大事なツールであることは確かですね。

これから益々寒くなりますね。
暖かくしてお過ごし下さい。
注: 寒いからといって、動物さんの様子が悪いのに来院をしないようなことにはならないようにしてくださいね(≧_≦)ノ
Dr.BAOでした〜