8/3(木)夜から、VMN Live! 『胃腺癌切除術』および『腸管切除術』(ビデオ解説)を視聴しました。
webセミナーです。
今回の症例は、、、
(ボストンテリア、7歳、8kg、未去勢雄)
【経過】
◆『胃腺癌切除術』
・2016年10月に近医にて胃腺癌との診断を受け、当院に紹介来院。
・腫瘤は胃底部に認められ、大きさは4.8cmであった。
⇒ CT検査にて局所リンパ節の軽度腫脹を認めたが、他臓器への転移は認められ
なかったため、後日開腹手術を実施した。
◆『腸管切除術』
・「胃腺癌切除」後4ヶ月頃より軟便を繰り返すようになり、近医で内科治療
を受けていたが十分な改善は認められなかった。
・近医実施の腹部超音波検査にて小腸壁の肥厚をみとめたため、当院にて内視鏡
とCT検査を実施。
⇒ CT検査にて回腸遠位から回盲部にかけて腸管壁の肥厚を認めたため、病変部
位の切除を実施した。
というものでした。
つまり、同じワンちゃんに時期をずらして2回違ったオペをすることになったわけです。
消化器外科は異物や腫瘍などで日常的に必要に迫られることですね。
今回のセミナーでは、胃の部分切除、盲腸の切除をしたわけです。
胃腸という食べたもの飲んだものの通り道に何か異常があれば嘔吐や下痢、便秘などの消化器症状が出ることになりますね。食欲低下・廃絶にも直接繋がる問題なので、内科的な対応に限界があれば速やかに外科に移行する必要がありますね。
やるべき事がちゃんとできれば、躊躇無く的確な対応ができるだろうという思いから、Dr.BAOはこういうセミナーも聴いて居るわけです。
最近は中医学の勉強の比重が大きくなっていますが、日常の診療に必要と思われることはその合間にチョコチョコ勉強しています。
台風が近づいているようですね。
被害、最少を祈ります。
Dr.BAOでした(^_^)ゞ
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