12/28(木)夜、VMN Live! 1.『門脈シャント整復術』(ビデオ解説)2.『SUBシステム設置術』(ビデオ解説)を視聴しました。ウェブセミナーです。
今夜の症例は、
1.『門脈シャント整復術』(ビデオ解説)
(小型雑種犬、8ヶ月、2.0kg、雄)
【経過】
・去勢手術の術前検査にて、小肝症および門脈シャントを疑うエコー所見あり
・確定診断と治療の為に、当院に紹介される
・CT検査にて門脈より胃脾静脈を経由して後大静脈にシャントする血管を確認
最終的には、TBA前=60.8umol/l TBA後=342.9umol/l
⇒ 12月17日に手術を実施。術中血管造影により血管を確認し、セロファンフィ
ルムにて結紮
現在術後経過を観察中
------------------------
2.『SUBシステム設置術』(ビデオ解説)
(日本猫、8歳、去勢雄)
【経過】
・3日前より突然発症、食欲不振、元気消失
・検査にて治療に反応しない急性腎不全、精査治療のため当院を紹介
・CT検査にて、両側腎臓に結石多数、右腎臓萎縮、左腎盂拡張、尿管結石を確認
左腎臓機を温存し、再尿管閉塞による急性腎不全を回避する為に、SUB
システムを設置へ
⇒ 12月17日に手術を実施、術中腎盂造影によるSUBシステム設置術を行う
現在術後経過を観察中
というものでした。
門脈シャントの症例は、去勢手術の術前検査のエコー検査で門脈シャントを疑う所見がみつかったと。なんかスゴいですね。去勢手術の術前検査でエコー検査。良いかもしれませんが、バオではルーティンには行っていません。このあたりは病院によって様々でしょうね。コストのこともありますし。
門脈シャントの手術は、診断にCTが必要なこともあり、バオではVRセンターに依頼します。
次のSUBシステム。尿管結石の症例に適応されるシステムですね。
尿管結石の診断もやはりCTで確認と。
CT、あるといいですね。
CTがない病院は、二次病院や、検査センターなどに依頼するわけですよね。待ちがあまりなければ、それもいいかもしれませんね。
ココからはDr.BAOの個人的な意見ですが、CTやMRIという高価な設備を導入すれば、どうしてもそのコストをどこかから調達するわけで。それ診療費ですね。
それでも良い診療には代え難い、とお考えの保護者様はそれでいいわけですし。
そうじゃない方は、そうじゃない病院を選ばれるでしょうし。
動物病院も多様性の時代ですから、ご自分に合った病院、見つかるといいですよね。
2017年もありがとうございました。
2018年も、あなた、そしてあなたのかわいいパートナーにとって、イイこといっぱいありますように🍀✨️
Dr.BAOでした(^_^)ノノ゛〜
0 件のコメント:
コメントを投稿